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元ギニア代表FWホセ・カンテは何者なのか

浦和レッズは3月13日、公式サイトで中国の滄州雄獅足球倶楽部から元ギニア代表FWホセ・カンテが完全移籍で加入したことを発表した。昨季、中国サッカー・スーパーリーグで16試合14得点6アシストの圧巻の活躍をみせたこのストライカーは一体何者なのか。

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　スペインで生まれ育ったホセ・カンテは、スペインの下部リーグに所属するチームを転々とし、2014年夏にキプロスのAEKラルナカへ移籍。その後、2016年冬にポーランドへ活躍の場を移すと、2018年夏に加入したレギア・ワルシャワで19/20シーズンにリーグ戦26試合10得点の活躍を見せ、リーグ優勝に貢献した。

　約5シーズンに渡りポーランドでプレーした後、2021年3月にカザフスタンのFCカイラトへ移籍。同クラブでは目立った活躍を見せることが出来なかったが、昨年8月に中国の石家荘永昌足球倶楽部へ加入すると、上記したように得点を量産してみせた。

　ホセ・カンテの特徴はオフ・ザ・ボール時の動き出しだ。相手DFの死角に入るのが上手く、ペナルティーエリア内でのポジショニングにも長ける。また、シュートセンスも抜群。クロスに合わせることはもちろん、強烈なミドルシュートや鋭いコースを狙ったコントロールシュートなど、多彩なフィニッシュパターンで得点を量産する。

　今季新監督を迎えた浦和は、現在J1リーグ8位。開幕戦からリーグ2連敗を喫していたが、徐々に調子を上げている。今冬にフェイエノールトからやってきたブライアン・リンセンは、ここまでJ1リーグ戦4試合に出場するもノーゴール。結果を残せていないため、ホセ・カンテが新エースとなることが出来れば、チームは一気に順位を上げるかもしれない。

【了】