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W杯後どう変わった? 強豪国の最新フォーメーション。進化? 劣化? 各チームの狙いとは

シリーズ:強豪国の最新フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジル代表


監督:ラモン・メネゼス(暫定)
結果:1-2(モロッコ)※国際親善試合
フォーメーション:4-3-3

 ブラジル代表は昨年のカタールワールドカップでは優勝候補筆頭に挙げられながらも、クロアチア代表に敗れてベスト8で姿を消していた。その責任を取ってチッチ監督は退任。現時点で新監督の招聘に成功しておらず、現在は東京ヴェルディでのプレー経験もあるU-20代表監督のラモン・メネゼスが暫定で指揮を執っている。

 メネゼス暫定監督は早速、大幅なメンバーの刷新を行い、元アルビレックス新潟のホニら9名の選手を初招集した。その一方で、ネイマールやチアゴ・シウバ、マルキーニョスら怪我人に加えて、ファビーニョやフレッジらを招集外とした。中でも驚きだったのが守護神アリソンの選外だ。ライバルであるエデルソンも「驚いた」と率直な感想を口にしている。

 この3月のインターナショナルマッチウィークではワールドカップでベスト4進出を成し遂げたモロッコ代表と対戦。今冬にチェルシーが獲得を発表したアンドレイ・サントスやホニら新戦力をスタメン起用するも、1-2の敗戦を喫した。とはいえ、メンバーを見れば若手が主体であり、敗れたことに対して悲観する必要はないだろう。そしてこの試合から2日後、ブラジルサッカー協会は現レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティが後任の最有力候補であることを発表した。ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ、エデル・ミリトンらを指導する名将が、初の代表監督就任となるのだろうか。

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