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W杯後どう変わった? 強豪国の最新フォーメーション。進化? 劣化? 各チームの狙いとは

シリーズ:強豪国の最新フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

イタリア代表


監督:ロベルト・マンチーニ
結果:1-2(イングランド)、2-0(マルタ)※いずれもユーロ予選
フォーメーション:4-3-3

 イタリア代表は2018年のロシア大会に続き、2022年のカタール大会の出場も逃すという屈辱を味わった。それでも2021年夏のユーロ(欧州選手権)で優勝するなど、ここ数年間ずっと低迷期だったわけではない。イタリア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督は、ワールドカップ予選での敗退後も継続して指揮を執っており、積極的に若手選手を起用してチームを強化している。

 その中で台頭してきたのが19歳のジョルジオ・スカルビーニ(アタランタ)とウィルフリード・ニョント(リーズ)である。両者はともに昨年6月に代表デビューを果たし、前者はCBのレギュラー格に、後者は背番号10を着用している。またジョルジーニョ(アーセナル)やフランチェスコ・アチェルビら30歳以上の選手も招集されており、若手とベテランを上手い具合に融合させながら、世代交代を行っている。

 3月の代表戦ではGKウラジミロ・ファルコーネ(レッチェ)、DFアレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ)、FWマテオ・レテギ(クルブ・アトレティコ・ティグレ/アルゼンチン)の初招集の3選手を含む30選手が選出された。初招集された選手の中でもFWのレテギはイングランド戦、マルタ戦で先発出場し、2試合連続でゴールを記録。アルゼンチン生まれの23歳のストライカーがアッズーリ(イタリア代表の愛称)の新エースに名乗りを挙げた。

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