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海外サッカー 12か月前

W杯後どう変わった? 強豪国の最新フォーメーション。進化? 劣化? 各チームの狙いとは

シリーズ:強豪国の最新フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

フランス代表


監督:ディディエ・デシャン
結果:4-0(オランダ)、1-0(アイルランド)※いずれもユーロ予選
フォーメーション:4-3-3

 昨年のカタールワールドカップでは2大会連続で、決勝に進出。アルゼンチン相手に2点を先制されても、エースのキリアン・エムバペがハットトリックを達成する圧巻の活躍を披露して、何とか食らいついた。最終的にはPK戦で敗れたが、大会を通じてその強さは際立っていた。

 大会終了後にディディエ・デシャン監督は2026年夏まで契約を延長し、続投が決定した。その一方で代表最多キャップを更新し、主将を務めていたウーゴ・ロリスが代表引退を表明。そして新主将には若きエムバペが就任と、デシャン政権継続の中でも人事的な動きは見られた。そして3月の代表戦ではワールドカップメンバーに加えてブライス・サンバ(RCランス)、ウェズレイ・フォファナ(後に離脱)、ケフレン・テュラム、ジャン=クレール・トディボの4選手が初招集されている。

 迎えたオランダ戦では4-0、アイルランド戦では1-0の勝利を収めた。オランダ戦はコーディ・ガクポら対戦相手の主力選手がウイルス感染で離脱をしたことも大勝の要因の一つとなったが、新主将のエムバペが早速2得点1アシストの大活躍をみせたことや、新守護神のマイク・メニャンが無失点で試合を終えたことはポジティブと言えるだろう。この2試合で主力選手の顔ぶれは代表引退をしたロリスとラファエル・ヴァラン以外は変わっておらず、当面は継続することが予想される。

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