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「三笘薫を徹底マーク」の攻略法とは?三笘がブライトンにもたらす攻撃の選択肢【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第7節延期分、ボーンマス対ブライトンが現地時間4日に行われ、アウェイチームが0-2で勝利している。この試合で三笘薫は相手にダブルチームで守備対応されるなど、徹底マークにあったが、それでも決勝点をアシストする活躍をみせている。この日本代表FWはどのようにして“三笘対策”を破ったのだろうか。(文:安洋一郎)


三笘薫がブライトンの決勝点をアシスト

【写真:Getty Images】

 前節に1シーズンでのプレミアリーグ日本人最多得点記録を更新した三笘薫は、その勢いのままボーンマスとのプレミアリーグ第7節延期分の試合でも躍動した。

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 いつも通り左WGで先発出場した日本代表FWは27分にエヴァン・ファーガソンの先制点をアシスト。これで5試合連続での得点関与となり、ブライトンの最長記録を更新した。

 この三笘が演出した得点が決勝点となり、ブライトンがアウェイで2-0の勝利を収めている。この結果だけみれば、残留争いの渦中にある相手に理想のサッカーができたかと思われるかもしれないが、そうではない。

 確かにブライトンは16本ものシュートを放っているが、対するボーンマスもカウンターから何度も相手ゴールに迫り、14本のシュートを放っている。また三笘とソリー・マーチはわずか1本ずつのシュートに抑えられるなど、ボーンマスはブライトンのストロングポイントである両WGを徹底的に封じる守備を行った。

 この守備にブライトンは苦戦。特に序盤戦は自分たちの攻撃の形をあまり作れなかった。それでも最終的には2ゴールを奪って勝利を収めている。アウェイチームはWGへの徹底マークの中でどのように相手守備陣を攻略したのだろうか。

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