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なぜ三笘薫は抑えられたのか?トッテナムDFに完敗、抜群に上手かった駆け引き【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第30節、トッテナム対ブライトンが現地時間8日に行われ、ホームチームが2-1で勝利している。この試合で三笘薫はゴール取り消しに加え、失点のキッカケにもなるなど、苦戦を強いられた。これまでプレミアリーグでも圧倒していた日本代表FWはなぜ低調なパフォーマンスに終わったのだろうか。(文:安洋一郎)


“三笘薫の日”ではなかったトッテナム戦

【写真:Getty Images】

 “シックスポインター”での1-2の敗戦。ブライトンからするとトッテナム戦は悔しさの残る一戦となった。

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 その中でも人一倍悔しい思いをしたのは三笘薫かもしれない。この試合に5試合連続での得点関与という絶好調の状態で臨んだ日本代表FWだったが、一度は決まったかと思われたゴールがハンドによって取り消され、相手の勝ち越しゴールも自らのボールロストが起点となってしまった。

 総じてトッテナム戦は“三笘の日”ではなかった。

 ゴールを取り消されたことで枠内シュートは0本に終わり、パス成功率も70%と低いスタッツに終わった。前節ボーンマス戦は89%、前前節ブレントフォード戦は95%と普段のパス成功率が90%近くあることを踏まえると、この試合で精彩を欠いたことがよくわかる。

 なぜ三笘はこの試合で本来の実力を発揮できなかったのだろうか。

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