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争奪戦必至!? 夏の移籍市場、お買い得選手10人。市場価値100億超えの逸材にあの日本代表も

シリーズ:お買い得選手10人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ウセム・アワール(アルジェリア代表/リヨン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1998年6月30日(24歳)
22/23リーグ戦成績:13試合1得点1アシスト
市場価値:1500万ユーロ(約21億円)
主な移籍先候補:ローマ、ミラン、ナポリ、ベティス

「リヨン史上最高傑作」と称されていたのがウセム・アワールだ。同選手は2017年にトップチームデビューを果たすと、すぐに頭角を現して主力に定着。卓越したテクニックと戦術眼を武器にゲームメイクとチャンスメイクの両方で大きく貢献できる存在で、かつてはアーセナルなど、多くのビッグクラブから興味を示されていた。後にアルジェリアへ代表変更したが、22歳の時にフランス代表デビューも果たしている。

 しかし、ビッグクラブへのステップアップのタイミングを逃したこともあってか、ここ2年間は伸び悩んでいる印象が否めない。今季も細かな怪我の繰り返しにより、ここまでリーグ・アンでの出場は13試合のみ。1得点1アシストと数字も寂しいものとなっている。最高5500万ユーロ(約77億円)あった市場価値は、現在1500万ユーロ(約21億円)まで落ち込んでしまった。

 それでも、まだ24歳と復活を諦める年齢ではない。だからこそ、今季限りでリヨンとの契約満了を迎えるアワールには、多くのクラブが興味を示しているのだろう。とくに他国に比べ資金が豊富ではないイタリアの上位クラブにとっては魅力的な存在。現在獲得レースはローマが一歩リードとの報道もあるが、アワール自身がチャンピオンズリーグ(CL)でのプレーを希望していることもあって、まだまだ争奪戦の決着はつかなそうだ。

【了】

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