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争奪戦必至!? 夏の移籍市場、お買い得選手10人。市場価値100億超えの逸材にあの日本代表も

シリーズ:お買い得選手10人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ユーリ・ティーレマンス(ベルギー代表/レスター)


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年5月7日(25歳)
22/23リーグ戦成績:25試合3得点1アシスト
市場価値:3000万ユーロ(約42億円)
主な移籍先候補:アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド

 わずか15歳にしてベルギーの名門アンデルレヒトでプロデビューを飾ったユーリ・ティーレマンスは、“ベルギーの至宝”とも称された存在だ。モナコ在籍を経て2019年に加入したレスターでは現在に至るまで不動の主力として活躍しており、2020/21シーズンにはチェルシーとの決勝でスーパーゴールを決めるなど、クラブ史上初となるFAカップ制覇の立役者となった。

 そのティーレマンスとレスターとの契約は今年6月末までとなっている。まだ正式に退団が決まったわけではないが、現在プレミアリーグ17位に沈むなど残留争いに苦しんでいるチーム状況を考えても、今夏に契約満了に伴いクラブを去ることがほぼ確実視されている。財政難のレスターからすると、移籍金が発生しない点を含め、大きな損失になることは言うまでもない。

 過去2シーズンほどの輝きはないとはいえ、高い戦術理解度と多彩なキックを兼ね備え、まだ25歳と若いティーレマンスをフリーでチームに加えられるのは、多くのビッグクラブにとって魅力だ。以前から興味を示していたとされるアーセナルを筆頭に、今夏の移籍市場において激しい争奪戦が繰り広げられる未来を予想するのはそう難しくないだろう。

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