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インテル、CL決勝予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。13年ぶり悲願へ【欧州CL決勝】

シリーズ:予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

DMF:マルセロ・ブロゾヴィッチ(クロアチア代表/背番号77)

インテルに所属するクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ
【写真:Getty Images】


生年月日:1992年11月16日
22/23欧州CL成績:8試合0得点0アシスト

 昨年のカタールワールドカップで日本代表の前にも立ちはだかったクロアチア代表MFは、インテルに欠かせない中盤のダイナモ。インテルには2015年1月から所属しており、この予想スタメンの中では一番の古株で、低迷期からチームを支えてきた存在だ。常人離れした運動量と強度の高い対人守備が最大の魅力であり、地味な役回りながら、90分間タフに戦い続けることができる。

 今季は2度の負傷離脱があった影響で例年に比べて出場時間は減少し、今季のチャンピオンズリーグ(CL)での先発は4試合に留まっている。しかし、シーズン終盤にかけてしっかりとコンディションを整え、チームの勝利に貢献してきた。決勝でも好調な状態をそのままに、マンチェスター・シティの強力な攻撃陣を潰すフィルター機能が発揮されるだろうか。

CMF:ニコロ・バレッラ(イタリア代表/背番号23)

インテルに所属するイタリア代表MFニコロ・バレッラ
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年2月7日
22/23欧州CL成績:11試合3得点0アシスト

 シモーネ・インザーギ監督の元、攻守にアグレッシブなスタイルを貫くインテルの中でも、特によく働くのがこの男だ。主に右インサイドハーフを務め、超広範囲なプレーエリアを有しながら、相手ディフェンスラインへのプレッシングや2列目からのスペースへの抜け出しなどで頻繁にスプリントもこなす。その上、今季チーム2位の出場時間(3939分)を誇るなど怪我も少なく、公式戦9得点10アシストをマークと得点への関与も申し分ない。

 チャンピオンズリーグ(CL)では今季、12試合中11試合で先発出場し、ミランのサンドロ・トナーリに次ぐ大会全体で2位となる走行距離(123.4km)を叩き出している(『UEFA.com』参照)。決勝でも、ピッチのいたるところでこのイタリア代表MFを目撃する事になるだろう。

CMF:ハカン・チャルハノール(トルコ代表/背番号20)

インテルに所属するトルコ代表MFハカン・チャルハノール
【写真:Getty Images】

生年月日:1994年2月8日
22/23欧州CL成績:11試合1得点2アシスト

 インテルの中盤で攻撃を組み立てているのがハカン・チャルハノールだ。宿敵のミランから移籍してきた昨季はほとんどがインサイドハーフ起用だったが、加入2年目の今季はマルセロ・ブロゾヴィッチの負傷離脱もありアンカーのポジションでも多く起用された。ボールテクニックやパスセンスに加え、守備に走れる献身性も持っているチャルハノールはアンカーとしても攻守で十分に機能し、チームを支えてきた。

 チャルハノールは今季チャンピオンズリーグ(CL)で8試合に先発出場し1得点を挙げている。その唯一のゴールはグループステージ第3節のバルセロナ戦の決勝弾で、得意の右足でグラウンダーの見事なミドルシュートを突き刺している。マンチェスター・シティ相手に劣勢が予想される決勝では、プレースキッカーも務める彼の右足に大きな期待がかかる。

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