フットボールチャンネル

「三笘対策への対策」三笘薫が変わった? レオザが考察するウォーカーに封じられた理由

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

三笘薫 最新ニュース

 多士済々の猛者が集うプレミアリーグという世界最高峰の舞台で、なぜ三笘薫は自分の武器を輝かせることができるのだろうか。登録者22万人超のYouTubeチャンネルを持ち、著書『蹴球学』を上梓したLeo the football氏に、三笘の凄さを分析してもらった。(取材・文:加藤健一)


カイル・ウォーカー対三笘薫。最高峰のマッチアップ

左:ブライトンに所属する三笘薫、右:マンチェスター・シティに所属するカイル・ウォーカー
【写真:Getty Images】

 プレミアリーグ初挑戦ながら、三笘薫は33試合に出場して9得点5アシストという素晴らしい数字を残した。世界最高峰の選手にも三笘のプレーが通用することが証明された一方、5月24日にマンチェスター・シティ戦では、マッチアップしたカイル・ウォーカーに封じられるシーンも多く、レベルの高さを痛感させられた。

【今シーズンのプレミアリーグはABEMAで!
14日間無料! いつでもどこでも簡単視聴】


「実は(イルカイ・)ギュンドアンやほかの選手がプレスバックしているんですよね。2対1で『L字』を作っているので、三笘は戻すしかない」

 この試合を自身のYouTubeチャンネルでも分析していたLeo the football(レオ・ザ・フットボール、以下レオザ)は、三笘が抑えられた原因を言語化している。「L字」とは独自の用語で、守備時のポジショニングを指している。

 著書『蹴球学』では「同サイド圧縮」「アピアリング」などのワードを使いながら、サッカーにおける普遍的な原則をまとめている。「才能のある選手の共通点を言語化している。そうすることで、そうじゃない選手も努力して実力に変えていけば、才能ある選手に並べる可能性が生まれる」と、配信やオンラインサロン、著書の出版を通じて言語化する理由を教えてくれた。

 数々のプレーや戦術を言語化してきたレオザに、三笘対ウォーカーという世界最高峰のマッチアップを分析してもらった。

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!