1位：遠藤航（シュトゥットガルト／ドイツ）

生年月日：1993年2月9日
市場価値：650万ユーロ（約9.1億円）
22/23リーグ戦成績：33試合5得点5アシスト
日本代表通算成績：49試合2得点2アシスト

　森保一監督率いる日本代表において絶対的な存在となっている遠藤航が能力値ランキングのトップに君臨する。シュトゥットガルト在籍4年目となった今季もほぼフル稼働。大一番に活躍するのが信頼されるゆえんの1つで、昨季は最終節でゴールを決めて残留に導き、今季はラスト3試合で1得点3アシストを記録して入れ替え戦に回り、チームはハンブルガーSVを撃破して残留を決めている。

　最大の特徴はデュエルの強さだ。これまでより高い位置でプレーすることが多かった今季は3季連続の王座獲得こそ逃したが、デュエル勝利数439回はリーグ4番目に多い数字（ブンデスリーガ公式スタッツを参照）。出足の鋭さを武器に中盤をしっかりと引き締めている。「守備」、「フィジカル」、そして「IQ」はいずれも「80」オーバーの数値となった。

　パスやテクニックで違いを作り出すタイプではないため「スキル」は飛び抜けなかったが、「攻撃」は守備的MFの中ではトップクラス。ゴール期待値（3.80）を上回る5得点を挙げていることからも、その能力の高さがうかがえる。

【了】