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プレミアリーグ 11か月前

アジア最高額の国はどこだ! サッカー代表チーム市場価値ランキング1~10位。日本代表は何位?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:中国代表


【写真:Getty Images】


監督:アレクサンダル・ヤンコビッチ
FIFAランキング:81位
総市場価値:1060万ユーロ(約14.8億円)
最高額選手:ウー・レイ

 2002年に開催された日韓大会を最後にワールドカップ出場から遠ざかっている中国代表が9位にランクインした。

 2016年から2019年にかけて、同国代表はマルチェロ・リッピ、ファビオ・カンナバーロとイタリア人指揮官を招聘したが、結果には結びつかず、2019年のアジアカップでのベスト8が最高の成績だった。現在はアンダー世代から代表監督を務めてきたアレクサンダル・ヤンコビッチがA代表の監督に昇格して指揮を執っている。

 そんな中国代表で最高額の市場価値を叩き出しているのがウー・レイだ。中国スーパーリーグ史上最年少出場と最年少得点記録を保持するWGは、2019年1月に初の海外挑戦を決断。スペインのエスパニョールと契約すると、中国人史上初めてラ・リーガでゴールを決めた選手となった。バルセロナとのダービーでもゴールを決めるなど、印象的な活躍を披露し、一時期は1000万ユーロ(約14億円)まで市場価値が高騰していた。

 2022年に中国へと復帰をしてからは年齢的なこともあって価値は下がっているが、それでも代表チームで唯一の100万ユーロ(約1.4億円)越えとなる200万ユーロ(約2.8億円)を叩き出している。

 しかし、ウー・レイに次ぐスター選手がいないのが中国代表の悩みであり、若手選手の突き上げがないのは深刻な課題である。現在のA代表に招集されている選手で最年少の選手が26歳で、チームの平均年齢は29.7歳と30歳に限りなく近い。歳を重ねれば重ねるほど市場価値は下がっていくため、近い将来にも10位以下になる可能性もあるだろう。

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