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久保建英が日本代表で作った新たな友達とは？

　サッカー日本代表は20日、キリンチャレンジカップ2023でペルー代表と対戦し、4-1で勝利した。今季、ポルティモネンセの正GKとして活躍した中村航輔は、2021年6月以来、2年ぶりの代表復帰を果たした。試合後、中村は久保建英と並んで陽気な音楽とともに報道陣の前に現れた。

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　19年12月のEAFF E-1サッカー選手権・韓国代表戦以来、3年半ぶりの出場だった。久々の出場に中村は「自分の出来も含めて、チームとして2連勝で終われたので結果には満足している」と振り返る。途中出場した久保は「欲を言えば2試合とも最初から出たかったですけど」と言いつつも、「みんな点も取ったし、すごくハッピーで終われたのかなと思います」と結果に満足している様子だった。

　両者が同じチームでプレーするのは久々。2019年6月に久保が初選出されたが、このとき中村は招集されていない。同年11月に中村が半年ぶりに招集された際は久保がメンバーから外れている。唯一同時に招集されたのは海外組だけで構成された5月28日のミャンマー代表戦だけ。その直後に久保はU-24日本代表に合流したため、そのときはわずかな期間で、今回はそれ以来の同時招集だった。

　久保は「結構仲良くなりましたね」と言えば、6歳上の中村は「もともと仲良かったですけど、さらに」と真顔で言う。久々の日本代表復帰となった中村にとって久保は、「友達1号」になったようだ。

　10代前半をスペインで過ごした久保と、ポルトガルでプレーするうちに風貌が変わってしまった中村には、ラテンの血が流れているのだろうか。久保は「いや、合うんですよ、音楽の趣味が（笑）。僕のDJはいつも批判されるんですけど、やっと頼もしい味方が来た」と、ロッカールームにおける友人が増えたことを歓迎している。

（取材・文：加藤健一）

【了】