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Jリーグ 9か月前

禁断!? Jリーグで波紋を呼んだ歴代移籍5選。サポーターをざわつかせた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:青木拓矢(あおき・たくや)

大宮アルディージャから浦和レッズに移籍した青木拓矢
【写真:Getty Images】


生年月日:1989年9月16日
移籍先:大宮アルディージャ→浦和レッズ
移籍日:2014年1月

 大宮アルディージャの選手が同じ埼玉県さいたま市をホームタウンとする浦和レッズに直接移籍する例は、2013年まで1度もなかった。そんな“禁断の扉”を初めて開いたのが、33歳となった今も現役を続けているMF青木拓矢だ。当時は「禁断の移籍」として、話題となっていた。

 青木は前橋育英高校卒業後に大宮へ加入。そこから6年間を同クラブで過ごし、サッカー日本代表に選出されるまでに成長を果たすなど、欠かせない戦力となっていた。それだけに、2014シーズンの浦和移籍は大宮サポーターに相当なショックを与えた。プロ選手である以上、クラブを変えるのは珍しいことではないが、よりによって最大のライバルチームに行くとは誰も予想できなかったはずだ。

 青木は奇しくもYBCルヴァンカップ・グループリーグ第2節の大宮戦で浦和デビューを果たすと、ここでいきなりゴールを決めて2-1の勝利に貢献した。また、浦和での記念すべきリーグ初先発試合も古巣・大宮戦であり、ここでは2-0の完封勝利に貢献している。大宮を愛する人からすると、屈辱的な結果と言えるかもしれない。

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