14位:ジェームズ・ミルナー(ブライトン/元イングランド代表)
生年月日: 1986年1月4日
前所属:リバプール(イングランド)
移籍金:契約満了によるフリー移籍
22/23リーグ戦成績:31試合0ゴール1アシスト
「ミリー」の愛称でサポーターから愛されたジェームズ・ミルナーは、昨季終了をもって8シーズン在籍したリバプールに別れを告げ、今夏ブライトンに加入した。
この元イングランド代表は37歳とサッカー選手として「ベテラン」の領域に入っているが、年齢を感じさせない無尽蔵のスタミナとユーティリティー性で惜しみなくチームに貢献している。リバプールでは本職のインサイドハーフだけでなく両ウイングやサイドバック等の代役を高いレベルでこなしてきた。
同選手のポリバレントなプレースタイルは、「84」を記録した高いサッカー「IQ」が可能にしている。特にそのポジショニングは一級品で、チームの攻守のバランスを取り、ピンチの際にも広い視野を活かして的確な判断を下すことができる。リバプールのユルゲン・クロップ監督からは「これまで指導してきた中で、間違いなく5本の指に入る選手」と評されており、経験に裏付けされたクレバーなプレーと最後までチームのために走り続ける熱いハートは中盤の選手だけでなく、全フィールドプレーヤーのお手本だ。
今季ロベルト・デ・ゼルビ監督とともに欧州カップ戦出場という新たな挑戦をするブライトン。クラブ創設以来初となるチャレンジに、ミルナーの「経験値」は大きく役立つに違いない。真のプロフェッショナルとは何か。その答えは今季も“鉄人”が体現してくれる。