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最強の補強は? サッカー選手新戦力能力値ランキング11~15位【23/24プレミアリーグ】

シリーズ:23/24能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:ユリアン・ティンバー(アーセナル/オランダ代表)

アーセナルに加入したユリアン・ティンバー
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年6月17日
前所属:アヤックス(オランダ)
移籍金:4000万ユーロ(約62億円)
22/23リーグ戦成績:34試合2ゴール2アシスト

 ユーティリティー性の高いプレイヤーを好む傾向にあるミケル・アルテタ監督と、昨季終盤守備陣の負傷離脱に悩まされたチームにとってこれ以上ない新戦力だろう。12位にランクインしたのはアーセナルへと移籍したオランダ代表DFユリアン・ティンバーだ。現在22歳の同選手はセンターバックと右サイドバックを高いレベルでプレーすることが可能だ。

 この若きディフェンダーの魅力は「83」と高い数値を記録した「守備」性能。身長179cmとセンターバックとして上背こそ見劣りするが、彼にはそれを十分カバーできるだけの高い身体能力がある。驚異的なスピードでスペースをカバーし、屈強なFWにも当たり負けない「フィジカル」で確実にボールを奪うことができる。また、アヤックスで磨いたパスセンスと高い足元の技術も忘れてはならない。センターバック、サイドバックどちらで出場しても後方からのスムーズなビルドアップに貢献してくれるはずだ。

 昨季マンチェスター・シティとデッドヒートを繰り広げ、あと一歩のところでリーグ優勝に届かなかったアーセナル。シーズンを通して安定した強さを維持するためには「選手層の厚さ」が非常に重要だ。同選手はプレシーズンマッチのバルセロナ戦では左サイドバックでプレー。今後はケガから復帰した日本代表DF冨安健洋と並んで、アーセナルのバックス全ポジションをカバーしてくれるだろう。

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