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海外サッカー 9か月前

天才しかいない! バルセロナ歴代最高の司令塔5人。クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:歴代最高の司令塔5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:セルヒオ・ブスケツ(元スペイン代表)

バルセロナで活躍したセルヒオ・ブスケツ
【写真:Getty Images】


生年月日:1988年7月16日
バルセロナ所属時期:2008年〜2023年
バルセロナ通算成績:722試合18得点45アシスト

 今年夏にバルセロナを退団したセルヒオ・ブスケツは、長年チームの頭脳として抜群の存在感を放っていた。722試合出場は、クラブの歴史で3位の数字だ。

 ブスケツは2005年にバルセロナの下部組織に加入し、2008年にトップデビューを飾った。中盤の底でショートパスを丁寧につなぎ、バルセロナの攻撃にリズムをつくっている。相手の守備を切り裂くようなスルーパスを頻繁に出すようなタイプではないが、ブスケツのシンプルで正確なパスがバルセロナの華麗な攻撃の起点だった。

 守備では相手の意図していることを読む能力が優れており、ポジショニングで相手の攻撃をつぶすこともしばしば。このレベルの選手としては身体能力が優れているわけではないものの、相手よりも一手先の準備をすることでデュエルにも強かった。

 同じ時代をバルセロナで過ごしたシャビやアンドレス・イニエスタに比べて目立つプレーは少ないものの、それこそがブスケツの魅力でもある。主役としてではなく、縁の下の力持ちとしてチームのバランスを取る役割を淡々とこなしたことが、クラブに多くの成功をもたらした。

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