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アルテタは見たか? 冨安健洋が見せた至極のディフェンス。サッカー日本代表で残した恐るべき数字

text by 編集部

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ドイツ代表戦に出場した冨安健洋
【写真:Getty Images】



冨安健洋が記録した残した恐るべき数字とは?

 サッカー日本代表は現地時間9日、国際親善試合でドイツ代表と対戦し、4-1で勝利している。日本代表DF冨安健洋はセンターバックの一角でフル出場。日本代表を勝利に導いた冨安の素晴らしいパフォーマンスは、所属するアーセナルでの立場にも影響を与えるかもしれない。



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 ドイツ代表から大量4点を取ったことで、日本代表の攻撃面にフォーカスされがちだが、むしろディフェンスの堅さが際立っていた。前日会見で「いい攻撃からいい守備」と話していた森保一監督の言葉通り、ディフェンスラインを高く保ちながら前線との距離をコンパクトに保ち、日本代表は試合の主導権を握ることに成功した。

 ディフェンスラインを高く保つ分、プレスをはがされるとピンチに直結する。45分にはドイツ代表がカウンターを発動し、レロイ・サネがディフェンスラインを突破。しかし、ここで立ちはだかったのが冨安だった。自慢のスピードでサネに並走し、これ以上ないというタイミングで足を出してシュートをブロックした。

 このシーンに象徴されるように、この試合では冨安の守備が光っていた。データサイト『Sofascore』によると、冨安のインターセプト数は両チーム最多タイの3回、クリア回数も両チーム最多の6回を記録。至極の守備対応で相手の攻撃を跳ね返し続け、素早い反応でボールを奪って攻撃の起点となった。

 昨季は怪我に泣かされ、FIFAワールドカップも万全のコンディションで臨むことはできず、3月に負った怪我のため、一足先にシーズンを終えていた。所属するアーセナルでは最終ラインをすべてカバーできる万能性を評価されているものの、控えに甘んじている。

 ミケル・アルテタ監督はこの試合を見ていただろうか。この試合のパフォーマンスを見れば、冨安がアーセナルでポジション争いに加わるだけの能力を持っていることに疑いの余地はない。アーセナルでの活躍に期待を抱かせる90分となった。

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