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プレミアリーグ“採点”ベストイレブン。文句なしの10点満点を叩き出したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:マティ・キャッシュ(ポーランド代表)


【写真:Getty Images】


所属クラブ:アストン・ヴィラ
生年月日:1997年8月7日
Sofascore採点:7.9

 アストン・ヴィラがブライトン相手に6-1の大勝を収めた中で、ハットトリックのオリー・ワトキンスに次ぐ素晴らしいパフォーマンスを披露したのが右SBで先発出場したマティ・キャッシュだった。

 この試合でポーランド代表DFは攻守に三笘薫を圧倒した。先制点の場面では、ジョン・マッギンからのスルーパスに抜け出すと、日本代表FWの背後をとってボックス内にダイレクトでグラウンダーのクロスを供給。貴重な先制点をアシストした。

 守備ではチームとしてブバカル・カマラとマッギンが三笘のカットインをケアしていたこともあり、縦突破を中心に粘り強く対応。6回のタックルを成功させ、地上戦勝率は81%(9/11)を記録した。対する三笘の地上戦勝率は20%(3/15)だった。同じ1997年生まれ同士のマッチアップは、キャッシュの完全勝利だったと言えるだろう。

DF:アルフィ・ダウティ(イングランド)


【写真:Getty Images】

所属クラブ:ルートン・タウン
生年月日:1999年12月21日
Sofascore採点:8.1

 開幕5試合で1分4敗と初のプレミアリーグで洗礼を浴びていたルートン・タウンだったが、第6節にしてクラブ史に残る初勝利を挙げた。

 その立役者となったのが左WBで出場していたアルフィ・ダウティだ。開幕当初はライアン・ジャイルズにポジションを譲っていたイングランド人MFだったが、同選手の守備面の不安もあってポジションを奪取。今節のエバートン戦では2ゴールに絡んでみせた。

 1点目はCKから、2点目はFKからと自慢のクロス精度を活かしたセットプレーで存在感を発揮。それぞれニア、ファーと正確に蹴り分けており、オープンプレーではエバートンに攻め込まれる時間が多かった中で、少ないチャンスをチームとしてモノにした。この試合を通じてダウティは両チーム最多の6本のラストパスを記録。その左足のクロスは、7節終了時点でオープンプレーから1ゴールしか決めることができていないルートンの武器となっている。

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