アダム・フロジェク（チェコ代表）

【写真：Getty Images】

生年月日：2002年7月25日
所属クラブ：レヴァークーゼン（ドイツ）
契約期間： 2027年6月30日
22/23リーグ戦成績：29試合5得点4アシスト

　今季ブンデスリーガで首位を走るレヴァークーゼンでプレーするFWがアダム・フロジェク。まだ21歳の若手FWだが、既にチェコ代表で左WGやトップ下でスタメン出場する逸材だ。

　ただ、今季のレヴァークーゼンでは、1トップで起用されるナイジェリア代表FWヴィクター・ボニフェイスがリーグ戦7得点3アシストを記録して絶好調だ。さらに、怪我で長期離脱中だったチェコ代表FWパトリック・シックも戦線に復帰。そうなるとフロジェクはセンターフォワードとしては2、3番手となり、3-4-2-1システムで好調を維持する今のレヴァークーゼンではなかなか起用されづらい状況となる。トップ下ではフロリアン・ヴィルツ、ヨナス・ホフマンが好調を維持しているため、こちらでのスタメン奪取も容易ではない。

　このような事情となっているため、フロジェクの今季公式戦での出場時間は168分と少ない。公式戦10試合で3得点2アシストと少ない出場時間で結果を残してはいるが、フロジェク本人はもっと長い時間ピッチに立ちたいと思っているはずだ。

　そのため、まだ21歳と若いフロジェクを完全移籍ではなく、レンタル移籍で今冬から修行に出す可能性がある。このあたりは、内転筋の手術から復帰したシックのコンディションと復調具合にも左右されるが、フロジェクはカップ戦要員としてベンチに置いておくにはもったいない存在だろう。