1位：久保建英（レアル・ソシエダ／スペイン）

生年月日：2001年6月4日
市場価値：5000万ユーロ（約70億円）
23/24リーグ戦成績：12試合5得点2アシスト
日本代表通算成績：28試合2得点5アシスト

　能力値ランキングの1位に輝いたのは久保建英だ。日本代表ではこれまで出番に恵まれてきたとは言い難いが、9月シリーズのトルコ代表戦、また先月シリーズのチュニジア代表戦ではトップ下として躍動しており、改めてレギュラーに相応しい存在であることを証明した。レアル・ソシエダでも好調は続いているため、アジア2次予選でも格の違いを見せつけてくれるはずだ。

　幼少期含めスペインで長くプレーしていることもあり、「スキル」は飛び抜けて高い。細かいタッチを駆使しながら相手の出方を見極めて突破していくドリブル技術は至高で、ほぼコントロールが乱れないためファーストタッチでかわしてしまうこともある。ラストパスの精度、アイデアも申し分なく、近年は課題とされていた決定力にも磨きがかかった。そのため、ゴールに関わるプレーの質を指す「攻撃」は「84.4」、「スキル」は「90.2」と圧巻の数値を叩き出している。

　その2つに加え高い数値となったのが「IQ」だ。ドリブルを最大の強みとする久保だが、たとえそれを封じられたとしても引き出しの数が多いため、試合の中でうまくプレースタイルを変化させながら存在感を放っていく。プレスのかけ方も巧みで、「攻撃」だけでなく「守備」でもクレバーな一面を見せており、まさにサッカーセンスは抜群と言ったところだ。

【了】