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日本代表 5か月前

伊東純也が磨きをかけるプレーとは? サッカー日本代表、三笘薫不在で託される役割【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は16日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027予選でミャンマー代表と対戦する。三笘薫らが不在の中で、得点源として期待されるのが伊東純也だ。現メンバー2位の通算13得点を挙げる伊東は、所属するスタッド・ランスで鋭さに磨きをかけて大事な予選の初戦に臨む。(取材・文:元川悦子)

いよいよ始まるFIFAワールドカップアジア2次予選

チュニジア戦の日本代表
【写真:Getty Images】

「当たり前に勝つほど難しいことはない。それを頭に入れ、しっかりと気を引き締めて、対戦相手がどこであっても最善の準備をする、そしてベストな力をぶつけていく必要があると思います。そして危機感だけではなくて、『当たり前に勝つプライド』を持って戦わななければいけないと思っています」

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 日本代表の森保一監督が16日のミャンマー代表戦に向けた前日会見でこう語ったように、2026年のFIFAワールドカップ(W杯)優勝を目指す彼らにとって、格下のミャンマー代表は絶対に勝たなければいけない相手だ。単に白星を挙げるだけでなく、6月のエルサルバドル代表戦から6連勝中のチームらしく、内容的にも圧倒したいところ。キャプテン・遠藤航も「相手どうこうよりも主体的にやれるかどうかが大事。見ていて面白いサッカーをしたい」と意気込みを新たにした。

 日本がW杯アジア2次予選に挑む際、必ずと言っていいほど直面するのが、「引いた相手をどう崩すか」だ。過去のチームはW杯予選初戦で毎回のようにそこに苦しみ、勝ち点3を取るのが精一杯という試合を強いられてきた。今回、同じ轍を踏まないためにも、攻撃に工夫をつけることが肝要だ。

「相手が人数をかけてきて、ボックス内に9人、10人いられると、なかなか点を取るのは難しい。最近の僕らは立ち位置やボールの動かし方、テンポ感といった、『キレイなサッカー』を意識しがちですけど、シンプルに縦ポンとか、背後に蹴って人を走らせるとか、サイドからクロスを入れるとか、そういう、大胆な力強いサッカーもできないといけない」と守田英正も強調していたが、まさにシンプルな攻めがこういう相手には有効と言っていい。

 そういった中、存在感がひと際高まってくるのが、右サイドの切り札・伊東純也である。

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