田中碧が考える味方を「使う」意識
「(伊東と奥抜の)両サイドはドリブラーなので、彼らにボールを預けることも大事だし、トップ下の選手(伊藤)はコンビネーションもいけるし、ドリブルもいける。真大は裏抜けが一番の特徴。小さいスペースでも大きいスペースでも一瞬の隙を突ける。FWがシュートを打つこともそうだし、1秒でも2秒でもコントロールしてくれれば周りが空く。FWを使うことはすごく大事かなと思います。
そういう意味では、後ろでボールを持つ時間を増やすよりも前にボールを渡す時間を増やした方がいい。(毎熊、森下の)両サイドバックがオーバーラップしたり、僕らが蹴ったりだとか、より前が持てる状況を作っていければいいのかなと思います」
彼が言うように、伊東と奥抜の突破力を有効に使いながら、細谷や伊藤涼太郎がフィニッシュに行ける形を数多く作れれば、得点チャンスは自ずと増えてくるだろう。
アジア相手だと自陣に引かれてなかなか得点を奪えずに苦しむケースが多いが、早い時間帯に先制点を奪えれば、日本代表としては楽に戦えるようになる。そういう流れになるように導いていくのも、中盤の統率役である田中碧の役目と言っていい。
「元日に試合をすることもなかなかないですし、本当に見ていて楽しいサッカーをしたい」と目を輝かせたが、それを具現化すべく、彼には獅子奮迅の働きが求められる。そうやって2024年初陣で最高のスタートを切ることができれば、念願のステップアップへの道も開けてくるかもしれない。
