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日本代表 4か月前

サッカー日本代表ズラリ!? アジアカップ最高額ベストイレブン。大会を彩るアジアのスター選手たち【アジアカップ2023】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:遠藤航(日本代表)

サッカー日本代表の遠藤航
【写真:Getty Images】


所属クラブ:リバプール(イングランド)
生年月日:1993年2月9日
最新市場価値:1300万ユーロ(約18億2000万円)
23/24リーグ戦成績:15試合1得点0アシスト

 日本代表の主将を務める遠藤航は、30歳で市場価値を高めている。昨年6月の市場価値は650万ユーロ(約9億1000万円)だったが、夏に移籍金2000万ユーロ(約26億円)でシュトゥットガルトからリバプールへ移籍し、現在の市場価値は1300万ユーロ(約18億2000万円)だ。

 リバプールは昨年夏の移籍市場で中盤補強にことごとく失敗し、最終的に遠藤を獲得した。30歳と大きな成長が見込める年齢ではないため、期待はそれほど高くなかった印象だが、11月以降は先発で起用されることも増え、12月は公式戦8試合に全て出場して活躍。クラブの月間MVPにも選出され、確固たる地位を築いた。

 昨年10月に自身最高額の市場価値1300万ユーロとなった遠藤は、12月のアップデートでもこの市場価値を維持している。年齢的には減少に向かうのが一般的で、横ばいは十分に高評価と言えるだろう。

MF:守田英正(日本代表)


【写真:Getty Images】

所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日
最新市場価値:1200万ユーロ(約16億8000万円)
23/24リーグ戦成績:14試合1得点3アシスト

 守田英正は、2020/21シーズン途中にポルトガルのサンタ・クララに加入した。当時の市場価値は130万ユーロ(約1億8200万円)だったが、2022年夏に加入した同国の名門スポルティングCPで活躍を続けており、最新の市場価値は1200万ユーロ(約16億8000万円)となっている。

 遠藤航とともに中盤の守備を引き締めている守田だが、近年は攻撃面でも存在感が増した。味方にとって優しく、相手にとって嫌なところにポジションを取ってチームの攻撃を円滑にし、隙があれば自らゴール前に飛び出してフィニッシュにも絡めるMFだ。

 守田は2021年にヨーロッパへ飛び出してから、市場価値が減少したことが一度もない。28歳という年齢で一般的には上昇ペースの鈍化が予想されるが、クラブでも代表でも信頼感は増すばかりだ。

MF:イ・ガンイン(韓国代表)


【写真:Getty Images】

所属クラブ:PSG(フランス)
生年月日:2001年2月19日
最新市場価値:2200万ユーロ(約30億800万円)
23/24リーグ戦成績:10試合1得点2アシスト

 韓国代表のイ・ガンインは、ついにアジアトップクラスとして世間に認知されるようになった。
 スペイン・バレンシアの下部組織で育ったイ・ガンインは、日本における久保建英のように、幼い頃から注目を集めてきたが、なかなか期待に応えられずにいた。それでも2022/23シーズンにマジョルカでブレイクを果たし、昨年夏にフランスのパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍している。

 PSGというスター軍団への加入は早すぎではないかという見方もあったが、今季リーグアンで出場した10試合は全て先発出場で、トップクラブでも戦えることを証明している。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のACミラン戦では得点を挙げ、世界的な舞台でも自分の力を発揮しているところだ。

 イ・ガンインがアジア市場価値ベストイレブンに入ったのは、本人の成長によるところが大きいが、本来であれば、日本代表の鎌田大地が入っていても不思議ではなかった。ただ、鎌田は昨年夏にイタリアのラツィオに加入してからインパクトを残せておらず、今回の代表メンバーから外れている。仮に入っていたとしても、昨年6月に2700万ユーロ(約37億8000万円)だった市場価値は12月のアップデートで2000万ユーロ(約28億円)まで下がっているため、イ・ガンインがアジアカップに出場している攻撃的MFでトップの市場価値だということに変わりはない。

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