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日本代表 3か月前

三笘薫を呼ぶ必要はあったのか。サッカー日本代表とブライトンの連携と招集へのプロセス【アジアカップ2023現地取材コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表は31日、AFCアジアカップカタール2023ラウンド16でバーレーン代表と対戦する。昨年12月22日に足首を負傷した三笘薫は、ここまでの3試合すべてでベンチを外れている。万全ではない三笘を、日本代表はなぜ招集したのだろうか。そのプロセスを振り返るとともに、招集の是非を論じる。(取材・文:加藤健一【カタール】)


復帰まで6週間の三笘薫を招集したサッカー日本代表

欠場が続くサッカー日本代表MF三笘薫
【写真:Getty Images】

 怪我の影響により、三笘は日本代表合流後も別メニュー調整を続けていた。14日のベトナム代表戦はベンチを外れ、16日に全体練習に初めて合流。ただ、19日のイラク代表戦もベンチを外れ、22日のトレーニングではピッチに姿を現さず、室内で調整している。24日のインドネシア代表戦もベンチ外。当初は「インドネシア代表戦に間に合えばベスト」と話していたこともあり、復帰が遅れているのではないかという懸念も生まれた。

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 しかし、本人曰くこれも想定の範囲内だという。オフを挟んで決勝トーナメントに向けて再始動した26日のトレーニングには、負傷後初めてフル参加した。31日から始まる決勝トーナメントに向けて、26日の練習後には「一発勝負で負けたら終わりなので、出る気持ちでいます。心と体も整ってきている」と話していた。

 今回の足首の負傷は当初、復帰まで6週間かかるとされていた。イギリスメディア『スカイ・スポーツ』など複数のメディアが報じたところによると、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は元日のメンバー発表で三笘が招集されたことを受け、「メディカルスタッフからは負傷から復帰するのに4~6週間かかると言われていたので驚いている。アジアカップでプレーするのは難しいと思っていた」とコメントしている。

 負傷から4週間であれば、ちょうど24日のインドネシア代表戦に間に合うかどうか。6週間であれば7日の準決勝に間に合うかといったところ。復帰への道のりは、三笘の言う通り予定通り進んでいると言えるだろう。

 ただ、最少では準決勝と決勝の2試合しかプレーできないかもしれない三笘を、日本代表はなぜ招集したのだろうか。

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