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優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング1~8位【ベスト16決定版】最新メンバーを分析。期待できるのは?

シリーズ:欧州CL戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:レアル・マドリード(スペイン)

レアル・マドリード
【写真:Getty Images】


監督:カルロ・アンチェロッティ(3年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:6勝0分0敗(1位)
戦力値:92(攻撃力23、守備力23、選手層21、勝負強さ25)

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)戦力値ランキングで1位に立ったのがレアル・マドリードだ。今季リーグ戦では宿敵バルセロナに大差をつけて首位を独走しており、CLではグループリーグを6戦全勝で終えるなど、さすがの強さを示している。ビッグイヤー奪還に向け、ここからどう戦っていくか注目だ。

 今季のマドリーを語る上で忘れてはならないのが新加入ジュード・ベリンガムの爆発だ。若きイングランド人はすでに公式戦20ゴールを奪うなど、高額な移籍金に見合う、あるいはそれ以上の活躍で観る者に衝撃を与え続けている。4-3-1-2のトップ下に入り、2トップの間から顔を出してゴールに絡んでいくスタイルが見事にハマったのがゴール大量生産の大きな要因。これは今や「ベリンガム・システム」として多くの人に知られている。

 当然、ここまでわかりやすく「ベリンガム・システム」が機能すると対戦相手は対策をとってくる。そのため、前半戦に比べるとベリンガムの得点ペースはやや落ちているものの、その分ブラヒム・ディアスやホセルといった周囲の選手による活躍が目立つようになってきた。ベリンガム自身も得点以外の貢献度は相変わらず目を見張るものがあり、警戒されてもなおチームの攻撃力は高い状態を維持している。簡単には折れないあたりは実にマドリーらしい。

 今季リーグ戦での総失点数はわずか15と守備力も十分で、フェデリコ・バルベルデやエドゥアルド・カマヴィンガ、ルカ・モドリッチとタフに戦える人材が揃っているのは頼もしい。エデル・ミリトンとダビド・アラバが長期離脱を強いられるなど最終ライン、とくにCBの人材不足は気になるところだが、マドリーの選手にはそうした危機的状況を打破できるだけのメンタリティーがある。やはりCLにおけるこのチームは侮れない。

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【了】

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