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偉大な父を超えられる!? 世界注目の2世選手6人。こんなにいる!? 将来有望な男たち

text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アンドリ・グジョンセン(アイスランド代表)

アンドリ・グジョンセン
【写真:Getty Images】


生年月日:2002年1月29日
所属クラブ:リンビー(デンマーク)
父親:エイドゥル・グジョンセン

 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)とも比較される、才能豊かな2世サッカー選手をご存知だろうか。

 その選手の名前は、アンドリ・グジョンセン。2000年代初頭にチェルシーやバルセロナなどで活躍した元アイスランド代表MF エイドゥル・グジョンセンの息子である。レアル・マドリード(スペイン)のリザーブチームであるカスティージャ出身のアンドリは、世代別アイスランド代表への招集を経て、2021年9月に19歳の若さでA代表デビューを果たした。

 2022年夏にエル・ブランコを離れて、ノルショーピング(スウェーデン)への完全移籍を果たした同選手は、昨夏に今季終了までリンビー(デンマーク)へレンタル移籍されることが発表された。この移籍に対してクラブのフットボールマネージャーは「アンドリは信じられないほど才能がある選手で、我々は過去数回の移籍市場で獲得を試みてきた。今、私たちは遂に成功した」(リンビー公式サイト)と、大きな喜びと期待を隠さなかった。

 そのプレースタイルは、純粋なストライカータイプだ。カスティージャ時代には「ミニ・ハーランド」と呼ばれることも少なくなかった。身長185㎝の高さを生かしたダイナミックなプレーが魅力的で、左右両足、そして頭を自由に使ってゴールネットを揺らすことができる。今季はリンビーでリーグ戦20試合に出場し、9ゴール(右足4・左足2・ヘディング3)を記録中だ。

 また、その大柄な体格からは想像しにくいが「しなやかさ」も持ち合わせている。そのためポストプレーを苦手としておらず、選手が密集したエリアでボールを受けても巧みなボディコントロールでボールを守り、鮮やかな足捌きで味方選手にボールを供給する。まだまだ荒削りな部分は残るものの、現代FWに必要な素質をバランスよく兼ね備えていると言えるだろう。

 若きストライカーは、この武者修行を通してさらに評価を上げるかもしれない。「グジョンセン」と言えば、アンドリ・グジョンセン。そんな時代が来ることを楽しみに待とう。

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