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まさかの冷遇…。監督交代で出番を失った欧州日本人6人。突然の悪夢…。サッカー日本代表の中心も苦労

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

吉田麻也×マーク・ヒューズ(サウサンプトン)

サウサンプトンDF吉田麻也
【写真:Getty Images】


共闘期間:2018年3月~2018年12月
リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト

 吉田麻也は2012年夏から2020年1月までサウサンプトンに所属していた。7年半で7人の指揮官の下でプレーしたが、その中で一番出場機会を得ることに苦労したのが、マーク・ヒューズが監督を務めていた2018年3月から同年12月までの期間である。

 マウリシオ・ペジェグリーノ体制でスタートした2017/18シーズンの吉田は、シーズン序盤からフィルジル・ファン・ダイクとのセットでレギュラーとしてプレーしていた。試合によってはゲームキャプテンを任されるなど中心的な存在だったが、年末に怪我を負うとそこから序列がダウン。ファン・ダイクもリバプール移籍に伴いチームを離れると、レギュラーの両CBが不在となったことでサウサンプトンは大きく成績を落とした。

 2018年3月ペジェグリーノが解任されると、後任にマーク・ヒューズが新監督に就任した。同シーズンはファン・ダイクが退団したこともあり、駒不足に陥ったことから吉田がレギュラーを務めていたが、翌2018/19シーズンからは明確に序列が下がる。一時はヴェスレイ・フート、ジャック・スティーブンス、新加入のヤニク・ヴェスターゴーアに次ぐ4番手的な立ち位置まで落ちた。

 開幕10試合で1度しか出番が訪れないなど苦しいシーズンを送っていた吉田だったが、チームがマンチェスター・シティに1-6の大敗を喫したことで序列の見直しが行われてスタメンに復帰。最終的にヒューズの下でも先発の座を取り返したが、総じて見ると、彼が指揮を執った23試合で出場は10試合のみと、半分以上の試合でベンチを温めていた。

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