フットボールチャンネル

日本代表 4週間前

宿敵相手にガックリ…。サッカーU-23日本代表、U-23韓国戦全選手パフォーマンス査定。不調だったのは?

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images,2024 Asian Football Confederation(AFC)

MF

サッカーU-23日本代表MF荒木遼太郎
【写真:Getty Images】


荒木遼太郎(背番号13)
U-23韓国代表戦:77分 OUT
評価:B

 チームとしてなかなか効果的な攻撃を繰り出せない中、この男は輝きを放っていた。ある程度自由に動いてボールを引き出し、ゴール前では高精度かつ多彩なキックと豊富なアイデアを発揮して韓国の守備陣を見事に揺さぶった。77分に山本理仁との交代でベンチに下がることになったが、得点が欲しい状況だからこそピッチには残っていてほしかった。

藤田譲瑠チマ(背番号8)
U-23韓国代表戦:63分 IN
評価:B

 お互い激しさを増した63分という難しい時間帯からピッチに立ったが、さすが主将というべきか落ち着いて試合に入った。とくにクオリティーの高さを見せつけたのが83分のシーンで、こぼれ球をダイレクトでボックス内の佐藤恵允に繋ぎ、ビッグチャンスを演出した。また、85分には自ら際どいミドルシュートを放つなど、可能性を感じさせた。

松木玖生(背番号17)
U-23韓国代表戦:63分 IN
評価:B

 中盤に欠かせない選手であることを再確認。かなりフィジカルを前面に出してきた韓国の選手を相手にしても競り負けず、71分には2人に囲まれながらボールをキープして前進し、内野航太郎への絶妙なスルーパスでゴールを脅かした。唯一悔やまれるのは64分のシーンで、クロスに対しフリーの状態で反応したが、頭にうまく当てることができなかった。

山本理仁(背番号7)
U-23韓国代表戦:77分 IN
評価:B

 細谷真大と同じく77分からピッチに登場。随所で技術の高さを見せつけ、コーナーキックのキッカーとしてもチャンスを生み出した。また後半アディショナルタイムには藤田譲瑠チマとのシント=トロイデンコンビで守備陣を崩し、佐藤恵允の決定機の起点となった。

川﨑颯太(背番号6)
U-23韓国代表戦:63分 OUT
評価:C

 アンカーの位置で出場。引いた相手を前に効果的なパスを差し込めず、やや消極的なイメージは拭えなかった。何より、かなり韓国の選手に削られており、その影響もあってかリズムに乗り切ることができなかったと言える。不完全燃焼に終わった感は否めないが、とにかく大怪我に至らなかったことは幸運だ。

田中聡(背番号14)
U-23韓国代表戦:63分 OUT
評価:D

 今大会初の先発起用も内容は散々。フィジカルを自慢に持つ選手だが、韓国の選手の勢いに圧倒されて競り合いで負ける場面が多く、ボールを刈り取るべきところで逃がしてしまった。また、ビルドアップ時も消極的なプレーが目立ち、自身のところで攻撃を遅らせることが一度や二度ではなかった。厳しいと言わざるを得ない。

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top