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【2024 年アジアサッカー連盟 (AFC)】

U-23韓国代表の敗北は韓国サッカー界の未来にまで影響する？

　サッカーU-23韓国代表は現地時間25日、AFC U-23アジアカップカタール2024・準々決勝でU-23インドネシア代表と対戦し、PK戦の末に敗れた。この結果、40年ぶりに五輪出場を逃している。韓国メディア『ニュースピム』は、韓国代表が敗北した原因について報じている。

　10回連続の五輪出場をかけて、韓国代表はインドネシア代表との一戦に臨んだ。チームを率いるファン・ソンホン監督は、ホン・シフやオム・ジソン、イ・ガンヒなどを先発起用。15分に失点するものの、45分にインドネシア代表のオウンゴールによって同点に追いつくことに成功する。

　しかし、前半アディショナルタイムにゴールを決められ、相手の勝ち越しを許すと、退場者も出るなど韓国代表にとっては苦しい展開に。試合終了間際の84分にチョン・サンビンが得点すると、試合は2-2で延長戦に突入した。最終的にPK戦にもつれ込んだこの試合は、インドネシア代表の勝利に終わっている。

　同メディアは、「すでにサッカー協会の会長、チームを率いていたファン・ソンホン監督の責任論が出ている」と述べたうえで、「アジアの強豪国を自負していた韓国にとって、いくら勝負の世界のことといえど、インドネシアに負けるのは災害に近い惨事だ」と、不甲斐ない結果に終わった今大会の代表チームを厳しく評価していた。

　また、「すでにユルゲン・クリンスマン元監督を選任したという時点で、協会は戦術的に無能だという懸念を受けていた」と指摘し、「選任過程が不透明であるという不安を抱えたまま、A代表チームが参加するアジアカップでグループリーグから不安な試合を繰り広げ、ヨルダンに敗北した」と、自国のサッカー協会による監督選任の失敗が敗北した原因の1つにあると言及していた。

　同メディアは、「韓国サッカーが災いの日」と強調し、「韓国サッカーはアジア諸国の間で、もはや恐怖の対象ではない。代表チーム選手の立場としては、兵役問題を解決する機会を逃した。選手個々人が受ける恩恵が重要なのではない。この年齢の優秀な選手たちが今後チームの主軸選手になったときに兵役義務遂行のために空白ができれば、韓国サッカーの損失どころの話ではない」と、この試合の敗北が五輪出場を逃すだけではなく、韓国サッカー界の将来にまで影響を及ぼす可能性を懸念していた。