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あまりにもガッカリ…。23/24シーズン、プレミアリーグ期待外れイレブン。残念な結果に終わった11人は?

シリーズ:期待外れイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

SB:リース・ジェームズ(チェルシー)

チェルシーDFリース・ジェームズ
【写真:Getty Images】


生年月日:1999年12月8日
リーグ戦成績:10試合0得点2アシスト

 今シーズンからリース・ジェームズは退団したセサル・アスピリクエタに代わってキャプテンに就任している。クラブ生え抜きの新主将として、経験の浅い若い選手たちにチームのカルチャーを伝えることやピッチ上でリーダーとして牽引する姿勢をみせることが期待されていた。

 しかし、終わってみると立て続けのハムストリングの負傷により、わずか10試合の出場に留まる不甲斐ない結果に。副主将のベン・チルウェルも度重なる怪我のために長らくベンチを外れていたことから、本来リーダーとしての振る舞いが求められた選手たちがほぼいないという異常事態が続いた。

 加えて出場した10試合のうち2試合で退場処分を食らっており、チームの足を引っ張る行為も散見された。特に酷かったのがブライトンとの第34節延期分で、ジョアン・ペドロに対する報復行為と捉えられてもおかしくない危険なタックルを犯したことで4試合の出場停止が決まった。この処分は来シーズンに繰り越されるため、開幕3試合の欠場が確定したことになる。

 稼働率の低さとピッチ上での振る舞いを踏まえると、マウリシオ・ポチェッティーノから監督が代わるこのタイミングで主将が交代になる可能性もゼロではないだろう。

SB:マックス・アーロンズ(ボーンマス)

ボーンマスDFマックス・アーロンズ
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年1月4日
リーグ戦成績:20試合0得点1アシスト

 昨夏にボーンマスは現在33歳のアダム・スミスと31歳のライアン・フレデリックスに代わる若いSBを求めていた。そこで白羽の矢が立ったのが、ノリッジで毎シーズンのようにフル稼働していたマックス・アーロンズだった。

 彼の恩師ダニエル・ファルケが就任したリーズ・ユナイテッドとの争奪戦を制して若きSBを獲得することに成功したが、ノリッジ時代にデビューシーズンの2018/19シーズンから5季連続でフル稼働したツケが回って来たのか2度もハムストリングの負傷で長期離脱。その結果、チームの調子が上がってきた第12節以降は3度しか先発出場の機会はなく、シーズンを通して先発した試合では2勝3分8敗と大きく負け越した。

 パフォーマンス面も不安定で、開幕直後こそスピードを活かした持ち上がりからチャンスを演出した場面もあったが、怪我での離脱以降はミスが目立つ結果に。チーム事情で左SBとして出場した第20節トッテナム戦では、慣れないポジションの影響もあったのかチームメイトとラインを合わせることができずに裏抜けを許して失点にも絡んだ。シーズンオフには今季の開幕戦時のコンディションに戻すことが最優先の課題になるだろう。

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