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Jリーグ 2週間前

「今季どれだけ成長したか」東京ヴェルディ躍進の理由を守護神マテウスが実感する「運ではなく、偶然でもない」【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

城福浩監督は東京ヴェルディの何を変えたのか? GKマテウスの視点で見ると…

「2020年からここにいるが、このクラブでたくさんのことがあった。昇格を争うには程遠いところにいたが、彼が来てからすべてが変わった。彼は試合に対する情熱がすごいし、細かいことへのこだわりもすごい」

「彼はみんなを本当に厳しく追い込む。自分のすべてを捧げるが、それと同じだけのものを求める。彼がここに来た初日から何かが違うと感じられた。2022年の天皇杯(3回戦)でフロンターレに勝ち(1-0)、2022年にプレーオフ進出、そして昨年はプレーオフを勝ち抜いてJ1昇格を決めた。そして今年は素晴らしいシーズンを過ごしている。彼がいるからこそ、今の私たちがある。素晴らしい監督だ」

 結果こそがそれを証明しており、ヴェルディはJ1で最も手強いチームの一つに位置づけられている。今季、連敗を喫したのは1度だけで、それも夏の猛暑の中で8月7日にサンフレッチェ広島にホームで敗れ、4日後に名古屋グランパスにもアウェイで敗れたときのみだった。

 その後は調子の良さを維持し、9月14日の北海道コンサドーレ札幌戦で2-0のアウェイ勝利を挙げた後、初めてトップ6に浮上し、残り2試合で6位をキープしている。

 これにより、ヴェルディには東京の伝統的なライバルであり、城福の古巣であるFC東京を上回ってシーズンを終えるチャンスが生まれている。ただ、マテウスにとっては、この可能性と今季の成功は、進行中の上昇を続けるための一歩に過ぎない。

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