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武藤嘉紀が執念の劇的同点ゴール
2024明治安田J1リーグ第37節、柏レイソル対ヴィッセル神戸が30日に行われ、1-1のドローに終わった。この試合では、神戸に所属する元サッカー日本代表FW武藤嘉紀が後半アディショナルタイム(AT)に大きな勝ち点1をチームにもたらす同点ゴールを決めている。
試合は開始5分に木下康介のゴールが決まってホームの柏が先制に成功。このままスコアは動かないまま終盤に突入する。88分、ジエゴ・ジャラ・ロドリゲスが武藤へのファウルでPKを与えてしまい、この日2枚目のイエロー。このPKは大迫勇也が外してしまい、神戸が同点のチャンスを逃してしまう。
それでも後半AT10分に右CKからのボールは相手に弾き返されるが、ルーズボールを拾った神戸が繋ぐと、広瀬陸斗のシュートのこぼれ球を柏のDFがクリア。しかし、そのボールは広瀬に当たり、武藤のもとへ溢れる。武藤がワントラップからシュートを放ち、神戸が同点に追いついた。
ゴールへの嗅覚でボールの行方を予測したのか、武藤の目の前にボールがやってきた。そして、しっかりと枠をとらえ、執念のゴールが決まっている。これで同点とした神戸が勝ち点1をもぎ取り、首位のまま最終節を迎える。神戸は勝ち点69、2位FC町田ゼルビアは同66、12月1日に試合があるサンフレッチェ広島は同65で暫定で3位に位置。優勝争いは最終節までもつれ込むことになった。