GK:寺門陸(てらかど・りく)
生年月日:2002年11月23日(22歳)
所属クラブ:モンテディオ山形
今季リーグ成績:4試合5失点(クリーンシート1試合)
チームの復調のきっかけとなった若き守護神は、このままチームを上昇気流に乗せられるか。強い覚悟がにじむ完全移籍は、いまのところ大成功を収めている。
横浜F・マリノスの下部組織で育ったGK寺門陸は、2021年に同クラブのトップチームに正式昇格すると、そのままレノファ山口FCへ育成型期限付き移籍し、3シーズンにわたって武者修行を続けた。そして、昨季に晴れてマリノス復帰を果たした。
だが、GKというポジションの特性もあってマリノスでは出場機会に恵まれず。昨季の公式戦出場はわずか1試合にとどまった。そんな状況を変えるべく、今冬にモンテディオ山形へ完全移籍するという大きな決断を下している。
山形は、今季の開幕3試合で3連敗。寺門自身も当初はポジション争いに敗れ、第3節までベンチを温めていた。
それでもアピールを続け、第4節のブラウブリッツ秋田戦でようやく新天地デビュー。この試合は山形にとってホーム開幕戦であり、4連敗阻止がかかる重要な試合。寺門にかかるプレッシャーも大きかったが、3セーブを披露してチームに今季初勝利を届けた。
その後もゴールマウスに君臨し、ここまで第4節から第7節のリーグ戦4試合に先発フル出場している。同選手がゴールを守ってからチームの成績は2勝2分と無敗。絶不調だった山形は見事に持ち直した。
持ち味である足元の技術の高さも十分に発揮しており、現代型GKとして寺門の評価は急上昇している。
【関連記事】
優勝候補はどこだ!? J2戦力総合評価ランキング1〜10位【2025年】
Jリーグスタジアム、アクセス悪いランキング1〜10位
【最新順位表】2025明治安田J2リーグ
【了】
