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清水エスパルスは横浜F・マリノスに逆転勝ち

　清水エスパルスは16日、明治安田J1リーグ第12節で横浜F・マリノスと敵地で対戦。3-2で逆転勝利を収めた。チームの3点目を奪ったのは、後半開始からピッチに立った乾貴士。36歳のテクニシャンは、狙いすました鮮やかなミドルシュートを叩き込んだ。

　12位の清水が、18位と苦しんでいるマリノスのホームに乗り込んだ一戦。アウェイチームは、29分に遠野大弥に先制を許すと、51分には植中朝日に追加点を奪われ、2点のリードを許す苦しい展開に。

　それでも、54分に中原輝が直接FKを沈めると、一気に流れは清水ペースへ。すると71分には、乾の蹴ったCKからオウンゴールを誘発して、アウェイチームが同点に追いつく。

　そして迎えた82分、乾が魅せる。左サイドからドリブルで持ち上がった背番号「33」は、ボックス手前中央から右足を振り抜くと、見事にボールはゴール右隅に吸い込まれた。後半から流れを変える原動力となっていた36歳が、チームに逆転ゴールをもたらした。

　この1点が決勝点となり、清水が3-2で勝利。4試合ぶりの勝ち点「3」を手にしている。