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Jリーグ 8か月前

そこにあるのは絶望か? 横浜F・マリノスは同じ失敗を繰り返す。懸命にもがく選手たちの思いは伝わるが…【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ第12節、横浜F・マリノス対清水エスパルスが16日に日産スタジアムで行われ、マリノスは2-3で逆転負けを喫した。マリノスは連敗となり、2引き分けを挟んで6戦未勝利。スティーブ・ホーランド監督率いるチームは窮地に立たされていると言ってもいいかもしれない。(取材・文:加藤健一)

「失点後のメンタルの持ち方が大事」屈辱的な逆転負け


【写真:Getty Images】

「前半は素晴らしかったです。練習でやってきたことを選手たちがピッチ上で表現し、多くのチャンスを作り、ゴールをしてゲームをコントロールしました」

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 実際、前半の横浜F・マリノスは主導権を握っていた。山根陸の縦パスを植中朝日が落とし、遠野大弥がダイレクトで右足を振り抜き先制。後半にはヤン・マテウスのクロスを相手がクリアしたところを井上が反応し、こぼれ球を植中が合わせて追加点。マリノスは51分までに2点を先行した。

 しかし、そこから様相が一変する。「相手のやり方に変更があり、ビルドアップで前に運ぶことが難しくなりました」とスティーブ・ホーランド監督が言うように、清水の反撃に対してマリノスは後手に回る。中原輝が直接FKを決めて1点差に詰め寄られ、乾貴士の左CKからオウンゴールが生まれて追いつかれる。さらに、乾のミドルシュートが決まり逆転されてしまった。

「失点後のメンタルの持ち方が大事だと感じています」と指揮官は悔しさをにじませる。失敗がまた繰り返されてしまった。逆転しながら最後の最後で失点して引き分けた川崎フロンターレ戦、先制しながら逆転を許したアビスパ福岡戦に続き、またしても勝ち点をこぼしている。

 後半に3枚の交代カードを切って反撃につなげた清水の秋葉忠宏監督とは対照的に、ホーランド監督は81分まで交代カードを切らなかった。そこまでに同点とされ、1回目の選手交代を行った直後に逆転を許している。

 交代策についてホーランド監督はこう説明している。

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