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Jリーグ 8か月前

「代表には戻れない」ガンバ大阪、満田誠は厳しい現実を誰よりも理解している。「課題なのかな…」いま思うことは【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

無得点続く満田誠「今日に限って言うと…」

 トップ下に陣取った満田誠もシュートを放ったのは29分の強引なミドルだけ。前半のシュート数はこの2本にとどまり、後半も満田からイッサム・ジェバリにスルーパスが通ってフィニッシュに至った67分の1本だけだった。

 横浜FCも決め切れず、終わってみれば1−1のドローだったのだが、ガンバとしてはシュート3本というのは納得いくはずがない。相手の10本よりはるかに少なかったこともあり、攻撃のキーマン・満田も不完全燃焼感を色濃く感じたことだろう。

「今日に限って言うと、もうちょっとチーム全体でシュートに行ける回数っていうのを増やしていかないと得点は入らないと思う。後ろの選手がしっかりと守ってくれている分、前の選手がどれだけ形を作ってゴールを決め切るかが大事になってくる。それを増やしていかないといけないと感じました」と背番号51は反省の弁を口にした。

 この1ポイントを上積みし、ガンバは12位と順位を1つ上げた。が、依然として黒星先行という状況だ。2月末にサンフレッチェ広島から電撃加入した彼も、ここまで無得点と苦しい状況が続いている。

 広島での苦境を打破すべく、覚悟を持って新天地に赴いたのに、物事は思惑通りに進んでいない。そのあたりは本人も複雑な思いがあるはずだ。

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