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Jリーグ 8か月前

識者が選ぶ最強CBは!? Jリーグ能力値ランキング11〜20位。いま最も注目すべき男たち

シリーズ:Jリーグ能力値ランキング text by 河治良幸 photo by Getty Images

14位:キム・ミンテ

キムミンテ
【写真:Getty Images】

生年月日:1993年11月26日
所属クラブ:湘南ベルマーレ
能力値:79(攻撃力70、テクニック70、スピード80、パワー90、守備力85)
スペシャリティ(特殊能力):ファイティングスピリット

 生まれも育ちも韓国で、リオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)にも出場した選手だ。ベガルタ仙台でプロデビューしてから北海道コンサドーレ札幌、名古屋グランパス、鹿島アントラーズ、湘南ベルマーレと渡り歩いて11年目。昨シーズンは湘南でキャプテンも担い、鈴木章斗が新キャプテンになった今シーズンも、副キャプテンとしてチームを支える。

 ルーキーイヤーから闘争心を押し出すファイターで、その基本的なマインドは変わらないが、周りを見て冷静に対応する判断力と発信力が加わったことは、フィジカルの強さで注目を集めた若手時代とは大きく異なる。

 一番のスペシャリティは自陣のデュエルであり、危険なクロスに対しても、競り合いを制してボールをクリアできる。しかもヘディングの威力が強いため、そのボールを味方が拾えば、絶好のカウンターに結びつくことも。数年来、湘南はディフェンス陣の高さのところがウィークになりがちだったが、彼が3バックの中央に構えることで、大型FWを擁するチームもシンプルなクロスから得点することは難しくなった。ゴール前では渾身のシュートブロックでピンチを救うこともある。

 スピードも悪くないが、クイックネスや細かい動きを得意とするシャドー型のFWにはやや苦しむ傾向にある。また、アグレッシブな反面、球際のラフプレーでカードを受けることは今も少なくない。札幌時代の2021年にはFC東京戦と清水エスパルス戦の2試合で一発退場となり、2試合の出場停止処分と罰金を課されたことも。しかし、湘南に加入してからレッドカードはない。

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