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乾貴士の今季2ゴール目も凄い

　清水エスパルスは29日、明治安田J1リーグ第13節でFC東京とのアウェイゲームに臨み、2-0の快勝。3連勝を収め、5位に順位を上げた。この試合ではMF乾貴士が、チームの2点目を奪取。そのゴールは、乾らしい技術の高さが光った美しい得点だった。

　前節ガンバ大阪に3-0で快勝し、9試合ぶりの勝利を収めたFC東京との一戦に臨んだ清水。アウェイチームは、前半アディショナルタイムに試合を動かす。乾がボックス内で倒されて獲得したPKのチャンスをFW北川航也が沈め、秋葉忠宏監督率いるチームが1点リードで前半を折り返す。

　後半は、一進一退の攻防が続くなか、79分に36歳のテクニシャンが魅せる。センターサークルでボールを受けた背番号「33」は、独特の軽やかなボールタッチで前進すると寄せてきたDF岡哲平を股抜きでかわして右足を一閃。これは岡の足に当たったものの、ゴールネットに吸い込まれた。乾らしい相手の逆をつく見事なドリブルからの華麗な得点だった。

　乾の今季2ゴール目となる得点で突き放したアウェイチームが、このまま逃げ切りに成功。2-0でFC東京を下して、3連勝を飾った。清水の次節は5月3日、19位に低迷する名古屋グランパスをホームに迎える。