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「ちょうどいいタスク」川崎フロンターレ、大胆采配の背景。「慣れている」なぜ大関友翔と神田奏真を抜擢したのか?

text by 編集部 photo by ©KAWASAKI FRONTALE

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川崎フロンターレ 最新ニュース

川崎フロンターレ 長谷部茂利監督

【写真:©KAWASAKI FRONTALE】

AFCチャンピオンズリーグエリートの大一番で大胆采配

 現地時間4月30日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準決勝、川崎フロンターレ対アル・ナスル戦で、長谷部茂利監督は20歳のMF大関友翔と19歳のFW神田奏真という若手2人を大胆に先発起用した。大一番での思い切った采配の背景について、試合から一夜明けた5月1日に指揮官はこう語っている。

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「コンディションと攻守で合わせたいというところで、昨日はプラン通り。危ないシーンはたくさんありましたが、そういうシーンがなければプラン通り。結果を取るためには昨日のような試合が(勝つ)可能性が高いのでプラン実行できた」
 
 特に注目を集めた大関と神田の同時先発については、「まず正しい判断をしたいというのが根底にあります」と説明。そのうえで、「練習からキャンプ、1月からチームで積み上げているところで、彼らの守備力というのは高いです。後ろの選手に(ボールを)取らせるという意味で守備力が高い」と、守備面での信頼を明言した。
 
 大関は今季の公式戦で先発したのは2試合目、神田は初先発だった。長谷部監督は 「攻撃もリーグ戦でプロの世界で実績を評価いただけるほどの結果は出していない」と実績面では劣ることを認めつつも、「海外遠征も含めて外国に慣れている」と評価。U-20日本代表での経験が重要だったと見ている。

「中2日で運動量を要するポジションですから、そこの期待も含めて半分(45分)で目一杯やれる、ちょうどいいタスクじゃないかと思い、本人たちにも話して、十分にやれたと思います」と、プランに沿った采配であったことを強調した。

 
 相手の名に臆することなく、厳しい日程の中でチームの底力を引き出す采配を見せた長谷部監督。大舞台で若手を積極的に起用するその決断が、川崎フロンターレをアジア王者へあと1歩のところへと導いた。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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