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Jリーグ 2週間前

「だからこそもっと…」西野奨太は誰よりも長く頭を下げた。北海道コンサドーレ札幌を「自分が引っ張っていくんだ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 竹中愛美 photo by Editor

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 北海道コンサドーレ札幌のDF西野奨太は8日、今週11日に控えたいわきFC戦に向けて調整し、取材に応じた。2021年に高校2年生ながら下部組織から飛び級でトップ昇格した生え抜きの20歳は、今季スタメンでの起用が増えている。出場機会を得る中で出てきた充実感と責任感が言葉の端々から感じられた。(取材・文:竹中愛美)

北海道コンサドーレ札幌DF西野奨太の現在地

北海道コンサドーレ札幌 西野奨太

【写真:編集部】

 前節のジュビロ磐田戦は大量4失点を喫し、完敗に終わった。試合終了後にはサポーターからブーイングが起こった。西野は誰よりも長く、そして深くお辞儀をして、うなだれた。

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「1番は申し訳ないっていう気持ちでいっぱいでした。ゴールデンウィークの最終日で自分たちが崩れた中での3失点をした中でも後半にかけてすごい声援で後押ししてくれましたし、最後まで声で後押ししてくれたんで、それに対して結果に応えられなかった。大量失点して、ディフェンス陣として責任をもちろん感じてました」

 西野はクラブ史上初の現役高校生でのプロ契約を結んだが、昨季まで出場機会を得られず、去年8月にJ3のカマタマーレ讃岐に育成型期限付き移籍をした。讃岐で13試合に出場し、大きな実戦経験を積んで今年札幌に戻ってきた。岩政大樹監督新体制では、序盤こそ控えに回ることもあったが、4月5日の徳島ヴォルティス戦から7試合連続で先発出場している。

「コンサドーレのエンブレムをつけて試合に出て、自分の、選手たちの価値を上げたいっていう思いでやってました。今年は徐々にスタメンで出る回数も増えましたし、継続的に出れてるのも含めて、すごい充実感あります。だけど、だからこそもっと勝利に貢献したいっていう気持ちも出てきましたし、もちろん最初からありますけど、そういう気持ちが強くなりました」と主力としての自覚が芽生え始めてきていることも確かだ。

 さらに、西野はこう続けた。「もっと自分がこういうプレーできたらな、ああいうプレーできたらなっていうような反省や収穫が毎試合、得れている状況なんで、すごい充実していますし、さらに結果がついてくるようになれば、もっと自信もつきますし、チームとしても良くなると思います」と充足感を滲ませた一方で、結果を出すことが自らのプレーの幅も広げ、それがチームの力になっていくと今は何よりも結果を重要視している。

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