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Jリーグ 7か月前

「だからこそもっと…」西野奨太は誰よりも長く頭を下げた。北海道コンサドーレ札幌を「自分が引っ張っていくんだ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 竹中愛美 photo by Editor

「ここで崩れたらトライしてきたことがもったいない」

 讃岐に育成型期限付き移籍するまでの札幌でのおよそ4シーズンでリーグ戦の出場はわずかに5試合。今季だけですでに9試合の出場を果たし、過密日程の連戦も初めて経験した。初めて体験する中で得たものとまだ足りていないものがあると実感した。


「攻撃のところで自分の視野や配球のところはやってく中で徐々に良くなってきてる。いいところが見えてきてる感覚があるので、そこは継続して伸ばしていきたい。細かいところでは守備での体の向きや反応、準備のところ。一歩遅れたりするところがこの連戦ですごい明確になったんで、そこに取り組んで修正して成長するだけだと思う。結果としては中々良い結果を得られなかったですけど、全然、(チーム)全体は下向いてないですし、そこは連戦で収穫できたところかなと思います」

 チームが課題としてきた守備面については、「この間の(モンテディオ)山形戦で無失点で行けてすごい良い流れで守備ができてた中での(磐田との前節は)大量失点だったので、ここで崩れたらトライしてきたこと、やってきたことがもったいないなっていう。良い関係性になってきてるんで、また足りないところを修正して、良い関係でもう1回作っていきたい」とともに最終ラインを形成するセンターバックの家泉怜依と話をしたという。

 札幌は現在、5勝1分8敗で14位。勝ったり負けたりが続き、中々波に乗り切れていない状況が続いている。失点数はリーグで3番目に多い24失点。守備の構築はさらに突き詰めなければならない。

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