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東京ヴェルディ 最新ニュース

　明治安田J1リーグの第16節、東京ヴェルディ対湘南ベルマーレは湘南が0-2で勝利した。ヴェルディにとっては痛い敗戦となったが、それ以上に森田晃樹は試合終了間際のワンプレーを悔やんだ。キャプテンである自分がこんなプレーをしていては…。それを見透かしたように指揮官からは新たな注文が課せられた。（取材・文：藤江直人）

森田晃樹が悔やんだ後半アディショナルタイムのワンプレー

【写真：Getty Images】

　先に体を入れて相手をブロックした瞬間に、東京ヴェルディのキャプテン、ボランチの森田晃樹がゴールライン際の攻防を制したかに映った。誰よりも森田自身がマイボールになったと確信した。

　しかし、次の瞬間に状況が暗転。わずか数秒後には自軍のゴールネットを揺らされた。

「最後に自分が体を入れ切ったところで、出てきた（相手の右）足をブロックできなかった。自分の油断ではないですけど、ああいったところに自分の未熟さみたいなものが出てしまった」

　こんな言葉とともに森田が悔やんだ場面は、0-1で迎えた後半アディショナルタイム4分。左タッチライン際にいた湘南の畑大雅へ、自陣から鈴木淳之介がロングパスを供給した直後だった。

　畑の近くにポジションを取っていた森田が、畑よりもボールとの間合いを短く保ったままゴールラインが迫ってきた。最後は森田が体を張って畑をブロック。ボールがそのままゴールラインを割るかと思われた瞬間に、踏ん張ろうと大きく開いた森田の両足の間へ、畑が右足をねじ込んできた。

　勢いあまって両者ともにゴールラインの外へ出た一方で、畑が右足で触れたボールはピッチ上に残っている。しかも畑の動きが予測できなかった分だけ、次のプレーに対する森田の反応が遅れた。