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Jリーグ 7か月前

ファジアーノ岡山は「変化を恐れてはいけない」。立田悠悟は工藤孝太の背中を押した「もっとやれるだろ、俺たちは」【コラム】

シリーズ:コラム text by 難波拓未 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグの第16節、柏レイソル対ファジアーノ岡山は柏が2-0で勝利した。今節の結果を受けて、岡山はリーグ戦6試合未勝利と勝利から遠ざかっており、J1の洗礼を浴びている最中だ。守備陣の中で群を抜いた経験を持つ立田悠悟は、後輩の背中を押し、チームのために厳しい言葉を投げかける。(取材・文:難波拓未)

「単純に自分たちへの不甲斐なさを感じている」


【写真:Getty Images】

 試合後、立田悠悟は誰よりも長くビジター席に向かって頭を下げていた。岡山から700km以上離れる柏の地に駆けつけた約1,500人のサポーターを前に、なかなか頭を上げることができなかった。

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「単純に自分たちへの不甲斐なさを感じている。遠くまで大勢の人が来てくれて、鼓舞をし続けてくれたサポーターに対して、『次こそは』という思いだった」

 試合前に「今のJリーグで最もめんどくさいチーム」と形容していた古巣・柏レイソルとの一戦は完敗と言える内容だった。

 キックオフと同時にルカオ、江坂任、木村太哉を先頭にハイプレスを仕掛けるも、柏のボール回しを捕まえられず。小島亨介を積極的に組み込んだビルドアップには数的不利を強いられ、タッチライン沿いに立つ原田亘と田中隼人のポジショニングで陣形を横に引き伸ばされる。

 熊坂光希、山田雄士、小泉佳穂への縦パスでプレスが空転し、久保藤次郎と小屋松知哉には推進力で佐藤龍之介と松本昌也を自陣に閉じ込められ、垣田裕暉と仲間隼斗には表と裏を使った連係でディフェンスラインを押し下げられた。

 前半の15分以降は[5-4-1]のミドルブロックに切り替え、完全にひっくり返されることは減った。しかし、肝が冷えるピンチはなくならない。マイボールにできても相手ゴールが遠く、柏の即時奪回は鋭い。ルカオ対策も万全だったため、反発力を出せなかった。

 圧倒的に防戦一方だったが、6試合連続で3バックの中央に入った立田が、高い集中力を発揮して立ちはだかり続ける。

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