6位:京都サンガF.C.
所在地人口:8万6,036人(2025年3月時点)
スタジアム所在地:京都府亀岡市
本拠地:サンガスタジアム by KYOCERA
Jリーグでスタジアム所在地の人口が6番目に少ないのは、京都サンガF.C.の本拠地「サンガスタジアム by KYOCERA(サンガS)」がある京都府亀岡市で、人口は8万6,036人となっている。
昨シーズンは苦戦した京都サンガF.C.だが、2025シーズンはJ1で現在3位と好調なスタートを切っている。ただし、スタジアムへの集客はやや伸び悩んでおり、今シーズンの1試合平均観客数は1万3,405人で、J1全体では下から5番目の水準にとどまっている。
サンガSは2020年に完成した最新の専用球技場で、収容人数は2万1,623人。ピッチとの距離が近く見やすさに定評があるが、満員となる試合は限られているのが現状だ。その一因として、スタジアム所在地である亀岡市の人口規模の小ささが挙げられる。
もっとも、京都サンガF.C.のホームタウンは亀岡市にとどまらず、京都府全域(26市町村)を対象としており、府内最大の都市である京都市(人口約140万人)からの集客にも期待がかかる。京都市内から電車で約30分、スタジアムはJR亀岡駅の目の前という好立地も大きな強みだ。
さらに、京都府南部は大阪府と隣接しており、広域圏からの来場も期待したい。ただし、近隣にはガンバ大阪やセレッソ大阪といった人気クラブも存在し、府外ファンの獲得は容易ではない。
今シーズンの好調を追い風に、京都サンガがより多くの観客をスタジアムに呼び込めるか。チームの躍進とともに、今後の動向に注目が集まる。
