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6連敗…。横浜F・マリノスの実情
明治安田J1リーグ第17節、横浜F・マリノスはホーム日産スタジアムで京都サンガF.C.に0-3の完敗を喫し、クラブワーストタイ記録となるリーグ6連敗を記録した。試合後、パトリック・キスノーボ監督は「ピッチ上での姿勢は誇らしい」と、選手たちの奮闘を称えたが、過密日程による改善の難しさを嘆いた。
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「練習らしい練習が正直できていない」
この言葉は試合後の会見でキスノーボ監督の口から繰り返された。「このタイトなスケジュールの中でやっていく難しさはある」と苦しい胸の内を明かす場面もあった。
しかし、先月18日から暫定的にチームの指揮を執っており、AFCチャンピオンズリーグエリート敗退後から11日のセレッソ大阪戦まで、オフを除いても約10日の準備期間があった。例えば京都はその間に連戦が組まれており、サウジアラビアとの往復があるにせよ、条件は他のクラブとそこまで大きくは変わらない。
6連敗という数字が突きつけられている以上、現場を預かる指揮官の責任が問われるのは避けられない。
この試合でも、京都のプレスに押し込まれる場面が多く、自陣でのボールロストからの失点もあった。指揮官が「前回の試合からの成長は選手たちから見せてくれました」と前向きに語った一方で、具体的な打開策や修正点の提示はなく、「限られた時間の中で最大限をやっている」と繰り返す姿に、閉塞感を感じざるを得なかった。
練習ができない、戦術が落とし込めない、時間がない——。「全部が全部できるわけではない。限られた時間の中でベストを尽くすことに重きを置く」という言葉通り、愚直にやっていくしかない。
中3日でヴィッセル神戸との試合が待っている。ここまでの3試合はいずれも中2日だっただけに、「1日多いので有効に使っていきたい」と話す。限られた時間の中でどのようにチームを成長させていくか。マリノスというクラブを率いる以上、避けては通れない課題と言える。
(取材・文:加藤健一)
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