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必要だったミーティング。宮市亮の表情は明るかった。「方向性が明確」になった横浜F・マリノスの巻き返しが、ここから始まる

text by 水野裕介 photo by Getty Images

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宮市亮
【写真:Getty Images】

チームとしてやるべきことを

 ボールが押し戻されるほどの強風が吹き荒れる中、横浜F・マリノスは翌日に控えたヴィッセル神戸戦に向けて練習を行なった。前節の京都サンガF.C.戦に敗れたことで連敗の数字は「6」に。それでも、誰一人として下を向いていない。宮市亮はフィールドプレイヤーで誰よりも早くピッチに現れ、背中でチームを引っ張っているように見えた。

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 先週の半ばに開催された第14節・柏レイソル戦からのホーム4連戦。横浜F・マリノスにとっては巻き返しのチャンスであったが、今のところは連敗が続いている。過密日程の中ではあるが、何としてでもホームで勝利を手にして勢いをつけたいのは間違いない。

 そんな状況を反映しているかのように、この日はいつもよりミーティングの時間が長かったようだ。どんな話がされたのだろうか。宮市亮は詳細こそ伏せたものの、チームとしての方向性がはっきりした様子を感じさせてくれた。

「もうちょっとやるべきことを明確に、というところで明日の試合に向けてって感じですね。明日の試合を見てもらえればわかると思うのでミーティングの内容は控えますけど、もう少しチームとしてやるべきことをはっきりさせたというところです」

 さらに、「気持ちのところは誰一人落ちているやつはいないし、みんなこの状況を絶対に打開しようと日々戦っています。あとはやり方のところで、どっちつかずのようなところがあったので、そこを今日明確にして、明日の試合どうなるかってところですね」と、メンタル面だけでなく、戦術面の整理が重点的に行われたようだ。

「サポーターの方々には苦しい思いをさせてしまっているなと、僕らももどかしい気持ちがある。ただ、立ち上がって前を向いてやっていくしかないですし、明日の試合では変化が見られると思う。目指す方向性が明確になったし、やるべきことがはっきりした。もしかしたらこれはマリノスの戦い方じゃないのかもしれないけど、それでもやっぱりみんなが一丸となっていくということが今の状況では一番大事だと思うので、明日はそういった姿勢を見せていきたいと思います」

 取材陣には終始明るい表情を見せてくれた宮市。「方向性」「やるべきこと」というワードを何度も発していたが、そこがチームとして統一できたことは、ここからの巻き返しの第一歩になるかもしれない。

(取材・文:水野裕介)

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【了】

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