9位:アルビレックス新潟

【写真:Getty Images】
投票率:4.4%
2025リーグ戦成績:2勝7分7敗(19位)
今季のJ1リーグにおける平均入場者数は22,130人。これは、鹿島アントラーズや横浜F・マリノスといった名門クラブと遜色ない数字だ。アルビレックス新潟には、それだけ熱いサポーターがついており、人気は日本トップクラスと言える。
そんな新潟が、今回のランキングで9位に。ユーザーが投票した理由は、ほとんどが同じだった。
「アイシテルニイガタが好きだから」
「アイシテルニイガタはすごくいいチャントだと思った」
「アイシテルニイガタが好き」
「アイシテルニイガタ!」
そう、『アイシテルニイガタ』こそ、ランキングトップ10入りの大きな要因だ。現Jリーグにおける“名チャント”と言っても過言ではなく、地元愛に支えられているアルビレックスを象徴するものとなっている。
『アイシテルニイガタ』はほとんどの試合で歌われるが、そのタイミングは状況によって異なる。リードを守り抜きたいとき、追いつきたいとき、後半開始時など、チームのボルテージを高めたい場面で、ゴール裏から聞こえてくる。選手も、歌われる理由がわかっているからこそ、このチャントが聞こえると、さらに火がつくようだ。
もちろん、他にも素晴らしいチャントはあるが、やはり『アイシテルニイガタ』の存在感は大きすぎる。2023年夏、伊藤涼太郎のシント=トロイデン移籍に伴う退団セレモニーでは、同選手が「アイシテルニイガタ! ありがとうございました」とコメントを締めくくるなど、もはやピッチ内外の“合言葉”としても定着している。
また、サッカーだけにとどまらず、昨年の第106回全国高等学校野球選手権大会では、新潟産業大学附属高等学校が『アイシテルニイガタ』を応援歌に採用。新潟県全体が、大きな愛に包まれている。