8位:ファジアーノ岡山

【写真:Getty Images】
投票率:4.4%
2025リーグ戦成績:6勝4分7敗(12位)
今季、クラブ史上初のJ1参戦ながら堂々たる戦いを披露しているファジアーノ岡山が、今回のランキングでトップ10入りと健闘を見せた。その大きな要因は、ある“名物チャント”にある。
「『桃太郎』最高!」
「アウェイでの“岡山です 岡山です”が頭から離れない」
「『桃太郎』チャントはよく作ったなと」
「『桃太郎』の曲に合わせて、“岡山です”と繰り返す自己紹介の圧の凄さと、すぐに覚えてしまう旋律のチャントが好きです」
「『桃太郎』チャント。これはさすがと言うしかないですね」
多くの人が挙げたこの『桃太郎』チャントは、アウェイ戦限定で歌われるものだ。歌詞は「岡山です」というワードがこれでもかと繰り返され、一度聞くと頭から離れない。自分たちの存在をアピールするのに、これ以上ないチャントと言っていいだろう。
『桃太郎』チャントの歴史は長く、クラブがまだJFLに所属していた頃から歌われ続けている。対戦クラブのアンサーもユニークなものが多く、例えばレノファ山口FCはかつて『桃太郎』チャントに対し「岡山さん 岡山さん お腰につけた勝ち点を すべて私にくださいな」と反応。松本山雅FCも「覚えたぞ! 覚えたぞ!」とコールした過去があるなど、『桃太郎』チャントによって、試合前の雰囲気が和むケースも多々ある。
今季J1に初昇格したことで、より『桃太郎』チャントの認知が広まった感は強い。繰り返される「岡山です」を聞きに、ファジアーノのアウェイ戦を観戦するというのも、試合の楽しみ方の1つになるだろう。