6位:ベガルタ仙台

【写真:Getty Images】
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2025リーグ戦成績:8勝5分3敗(4位)
Jリーグ全60クラブを対象としたランキングで、ベガルタ仙台が6位に堂々ランクインした。クラブは現在、J2を舞台に戦っているが、サポーターの数や熱量は、J1クラブに匹敵するレベルにある。
「センスの塊」
「ノリが良くかっこいい」
「チャントの種類が多く、どれもかっこいい」
「ベガルタらしい独特」
「耳に残る」
アンケートにはこうした声が寄せられた。確かにベガルタのチャントは、他クラブにはない独特なリズム、そして覚えやすいメロディーで作られたものが多い印象で、初心者にも優しいだろう。『カモン』『カントリーロード』『電光石火』『ツイステッド』などが、まさに鉄板。とくに『カモン』は、押している展開の中でよく採用されており、最後を手拍子で締めるなど、誰もがテンション高く歌えるものとなっている。
そんな数多くあるチャントの中でも、とくにベガルタサポーターが大事にしているのが、『スタンディング仙台』だろう。
もともと、ベガルタサポーターは、ロックバンド『氣志團』が2003年にリリースした『スウィンギン・ニッポン』を元ネタに『スウィンギン・センダイ』というチャントを歌っていた。しかし、2011年に起きた東日本大震災後に、現在の『スタンディング・センダイ』に変更。震災から“立ち上がる”という意味が込められていたのかもしれない。
すると、『氣志團』も動く。2011年4月、彼らは『スウィンギン・ニッポン』の一部を変更した『スタンディング・ニッポン』の無料配信を発表すると同時に、『スタンディング・センダイ』を逆カバーし、そのMVを『YouTube』に公開したのである。
その後、『氣志團』は同年7月にユアテックスタジアム仙台へ足を運び、ハーフタイムの特別ライブで『スタンディング・センダイ』を披露するなど、震災で傷ついた人々に元気を与え続けた。そうした支えや絆もあり、現在もベガルタは生き続けているのだ。
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